数年前まで4歳から12歳までどうやって遊ぼうかとプログラムを決めていたが(リトミック的な歌、和音当て、数当てアメ取りゲームなど)どうもいまいちやらされてる感があって、面白くない。音楽と同じで、自分の中から出てくるものが欲しいと思っていたけど、遊びを決める必要なんて全くないことに気付く。

最初のプログラム「だるまさんがころんだ」を延々と子供だけでやり続けるのである。安全さえ気を付けてあげれば大人の介入必要なしってつくづく実感する。

「さあ、大きいお兄さんたち、小さい人に説明してあげて」というと、なぜかその瞬間からリーダーのオーラを放ちはじめ、身振りimg_0965手振り,解るように一生懸命話している。4,5歳の子たち、年下の女の子たちはその顔をじーっと見つめている(イケメンのせいか!!?)
わからなくてもみんな一丸となっていくのが伝わってくる。
始まるまで静かにお行儀よく正座していた女の子たちも、「最初のいーっぽ!」が始まると言葉遣いもがらりと変わり、真剣そのもの
一体となって走ったり、止まったり。だんだんとのびやかに素を出していく。小さい子もわからなくても真似をして、その都度、年上のお兄さん、お姉さんが、優しくおしえてあげている。決してめんどくさがらずに。

時折、「そんな下ネタ言っちゃだめ!」(12歳A)
「下ネタって何?」(4歳)
「今は知らないほうがいい」(12歳B)
などという世代を超えた男の子たちの会話が聞こえてきたりして(笑)
こういう体験を通して徐々に視界が開けていけばいいなぁと思う。

20分もするとさすがに「疲れへんか?」と思うけど、別のやり方を編み出したりして、止まらなくなる。なので、そろそろ「くじ引きしよか?」と言うと「エッ?」って感じでワーッと寄って来る。
消しゴム当て、ひもひっぱり、あみだくじ、中身はしょうもないものでも、「もっかい、もっかい(もう1回のことです)」と攻めよってきて「なんやろ、なんやろ」「えーっ」ってエネルギーで部屋いっぱいになってくる。

img_0986ヒートアップしたところでカップケーキ導入。飾り付けをたくさん用意してオリジナルを作っていく。
女の子はまあ、わかるけど男の子も凝った美しいケーキを作るので芸術に男女差ないなぁなんて思ってしまう。
私たちが教えたことはなく、小さい子たちはお兄さん、お姉さんにちょっとだけ手助けしてもらいながら自分の立派な作品(ケーキ)を作っていく。一人だけ歩き回ったりすることも全然なく、この時は打って変わって静かに創造力を駆使している。(しかも女の子はやっぱり正座しています)

「サンタさんこーへんの?」と言われ、「昔来てたけど、飛びつかれたから今年はこーへん」というと、小さい子達はちょっとがっかり目。昔バイオリンの先生がサンタのコスプレで、白い袋にプレゼントを入れて登場してたんだけど、あっという間に
「知ってんでー!まこと先生や!」と見破られ、「サンタなんておるわけないやん!」
まっ、現実か。
お父さん、お家で頑張って下さい。(バレないように)

最後はビンゴをやるんだけどこれもなかなか終わらない。小さい子は数字もよくわからないが(61を16と思っている)ここでもまた大きい子が教えてあげている。
とても優しい。本当にとっても。小さい子も良く年上の子のいうことを聞いている。(お母さんよりもかっ!)
所々で見られる年上の子たちの無償の愛ぶりにじーんときながら、そうやって受け取ったことが大きくなって与えることにつながればなと思う。

普段は次々にやることが決められていて、制限時間内でハイテクな遊びをやっているであろう子供たちが、こんな古い民家の100均の飾り付けだけで出来上がったスペースで、楽しんでもらえるのかな?と思っていたけれど何も決めなくても子供たちは勝手に遊びを考え、知らない者同士、年の差あっても(婚活ではありません(笑))仲よく遊んでいくっていう最近あまり見ない光景に、ちょっぴり安心感を覚えました。

子供たちは自由に束縛されず、創造力を使って遊ぶのが一番楽しいんだなと納得させられる1コマでした。

子供たちのあふれんばかりのエネルギーを二人占めし、保護者の皆様すみませんでした。img_0956
若返りました!!!

これからも創造力を触発することを仕掛けられたらと思います。
今度は裏の物置も開放し、ローテク探検ごっこでもやるか!!?